外部大学院の研究室見学の段取り・メールの書き方・ポイントを経験者が解説!【メールのテンプレート付き】

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外部の大学院を受験しようと思っているけど、「訪問先の教授が怖かったらどうしよう…」「そもそもどんな手順、段取りで訪問すればいいの…?」といった悩みを抱えている学部生も多いとおもいます。

大丈夫、その気持ちわかります(・ω・)b 

私もいろいろ不安でしたが、大学院は外部を受験し無事に合格できました。ちなみに私の分野は化学です。

今回は私の経験も踏まえて、研究室見学の段取りを説明します。

この記事を読めば準備は万全です。

自分が何に興味があるか考える

最初にやることとして自分がどんな分野で研究したいのか考える必要があります。

当然ですが、大学院や研究室ごとにやってる分野が違います。まずは自分がどんな分野をやりたいと思ってるのか、その理由まではっきりさせたいですね。ここが明確だと研究室選びの失敗も少なくなり、面接でもスムーズに答えられるので、少し面倒ですが自分の目的は重要なポイントです。

必ず明確にしないといけないということはないですし、難しければ次の手順からでも大丈夫です。

一例としては、

・学部の授業で〇〇に興味を持った。
・学生実験のとき〇〇が面白かった。
・〇〇のように教わったけど、実際に研究して確かめたい!

などです。そこまで具体的でなくとも上のようなことが話せれば訪問先の先生にも好印象なはずです。

では、次の必須のプロセスに移ります。

大学院・専攻を決めよう

実際に研究室選びのスタートラインはここだと思います。

専攻というのは工学研究科~専攻や理学研究科〜専攻などのことです。化学専攻や機械工学専攻などいろいろありますよね。

要はどんな分野の研究がしたいのかを決めてしまいましょう。1つに絞る必要はないので、ここら辺かなぁという感じで何個か見てみましょう。その中から自分にあった研究室が見つかるはずです。

僕の場合、化学系だったので生命化学や化学工学、応用化学など選択肢が多かったので、研究室の研究内容を見て決めました。

研究室選びの基準

私の考える研究室選びの基準は、研究力、メンバーの人柄、入試、学歴、立地です。

研究力

研究力の高さは簡単に言うと研究室のレベルがどれだけ高いかです。

なぜ、レベルの高い研究室を選ぶのが良いのかと言うと、結果的に就職や博士過程などその後の進路に関わってくるからです。

レベルの高い研究をしていると、企業の研究職の面接でも有利です。また研究が論文にもなりやすいため、その後の進路に良い影響を与えるのはもちろん、研究が楽しいものになります。

では、研究力の高さは実際にどうやって確認すればいいのでしょうか?

簡単に確かめる方法として、最近その研究室から論文が出ているのかを調べるといいでしょう。
これは研究室のホームページで確かめることができます。

「最近の論文」などと書かれたページがあると思うので、まずは今年度昨年度の論文が発表されているかを確認しましょう。

学部1~2生の場合、論文に馴染みが無いかもしれませんが、論文は研究室が行った実験で新しく発見したことを発表した研究結果だと考えて大丈夫です。
毎年発表されているようであれば、その研究室は研究が活発な研究室だと判断できます。

また、学会で賞を取ったなどの情報も研究で成果が出ている証拠です。

そもそも更新が数年前で止まっている場合は研究室の先生が更新をサボっている可能性もあります。

論文自体のレベルの高さを確かめるためには、論文がどの雑誌に掲載されているかを見るとわかりやすいです。ネイチャーやサイエンスなどは世界的にも有名な科学誌ですが、どのジャーナルがレベルが高いのかは専攻の分野によっても変わってくるので詳しい解説は控えます。

メンバーの人柄

大学院となると10人〜30人くらいの人たちと最低でも2年間過ごすことになります。その際、先生をはじめどのような仲間と過ごすかはとても重要ですよね。特に外部の研究室に行くとなると知り合いもいなくてとても不安です。

これに関してはインターネットでいくら検索してもわからないことが多いので、実際に研究室に訪問して確かめましょう。

訪問した際には以下の点に注目すると研究室の雰囲気が見えてきます。

  1. 博士過程の学生がいるor過去に在籍しており、きちんと卒業できている
  2. 研究室のイベントが年に数回はある
  3. 先輩が後輩を指導するシステムが根付いている

1に関しては先生や先輩がきちんと指導してくれていないと博士課程に進もうとは思いませんよね?
博士課程の学生がいて、しっかり卒業もできてる場合は教員がしっかり指導してくれている証拠だと思います。

2の研究室のイベントですが、よくあるのは毎年BBQなどのOB、OG含めたイベントが定期的に開催されている例です。このようなイベントがない場合はきちんと原因を確認した方がいいかもしれません。

3については技術継承と研究室内のコミュニケーションがしっかりされているかの確認です。暗い雰囲気の研究室だと先生はおろか先輩にも指導されない場合があると聞くので注意が必要です。

入試

外部の大学院に入学する場合、基本的には試験に合格する必要があります。多くの大学院ではTOEICやTOEFLを受けるようにと募集要項などに書いてあります。

また、口述試験で自分の研究テーマを発表させるところもあります。

他にも専門科目の他に数学、物理などを出題する場合もあるので、入試情報はチェックしておきましょう。

学歴

今の大学よりも学歴が評価されて、研究力も高い大学を目指したいというのは当然です。学歴ロンダリングという言葉なんて無視しましょう。

偏差値の高い大学院に進学すれば、同僚や先輩のレベルも上がりますし、世間的に評価されている大学院は研究力も高いことが上の表からもわかります。もちろん大学院のレベルだけでなく研究室を見極めることは大事です。レベルの高い大学院に行けばそれだけ自分の成長の機会も増えることは間違い無いです!

立地

大学院を受験する場合、受かった後のことも考える必要があります。

家から通えるのか、引っ越す必要があるかを考えておくととも重要です。

キャンパスが複数ある場合、同じ専攻に属する場合でも研究室によってはキャンパスが異なることがあります。その場合、自分の行きたい方のキャンパスにある研究室を中心に探さなくてはいけないので注意が必要です。

訪問したい研究室を見つけよう

受ける大学院が決まったら次は研究室を決めましょう。ホームページから研究室の情報を見ることができます。

「〇〇大学 大学院」などと検索すれば大学院のホームページに行けるので、興味のある専攻を選んで「研究室一覧」や「指導教員一覧」などと書かれたページに行くとどの研究室がどんな内容の研究をしているか見ることができます。

見学していいかメールを送ろう・コピペOKなテンプレートも紹介

行きたい研究室を見つけたら次はそこの先生にいつなら見学に行ってよいかメールで確認しましょう。

実際に私が送ったメールの例を載せておきます。コピペして使っていただいても大丈夫です!(ただし自己責任でお願いしますo(_ _*)o)
(以下、メールの例です)

〇〇大学
〇〇様

突然のご連絡失礼いたします。
私、〇〇大学〇〇学部〇〇科〇年の〇〇と申します。
現在、大学院受験を考えています。
〇〇先生の研究に興味があり、ぜひ見学させていただきたいと思いご連絡差し上げました。
今月、または来月でご都合のよろしい日を教えていただけますと幸いです。
お手数をお掛け致しますが、何卒よろしくお願い致します。

(自分の名前)

私もこのメールを送る前に色々なサイトで調べたので基本的にはこんな感じで大丈夫かと思います。

メールでの第一印象をよくするためにも、返信がきたらなるべく早く返しましょう!

実際に訪問する

先生から返信が来て、日にちを決めたらいよいよ訪問です。

事前に聞きたい質問を用意しておきましょう。

自分の人生を大きく変える大事な選択なので、所属してる学生の人数、どんな研究をしているのか、コアタイムなど自分が納得いくまで確認しましょう!

まとめ

ここまでの話をまとめると外部の大学院を受験する際の大まかな流れは
専攻を決める→研究室を見つける→メールを送る→見学に行く→受験するか決める
ですね!

最後まで読んでいただきありがとうございました!
この記事を読んでくれたあなたが自分にあった研究室を探せるよう願っています!
実際に合格するまでは長い道のりに感じますが、頑張って最後までやりきってください!!

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