- 「AIに聞きたいのにPDFからのコピペが面倒…」
- 「要点だけを素早く把握したいのに時間がかかる…」
- 「専門用語をいちいち調べるのが面倒…」
そんな悩みを解決する方法を紹介します。
普段お使いの文献管理ツールPaperpileとGeminiを連携させることで、PDFからテキストをコピー&ペーストする手間を完全にゼロにして、論文を驚くほど効率的に読み進めることができるようになります。
Paperpileを使ってないという方はこちらの記事で解説してる内容でも似たようなことができますのでぜひぜひ。
この連携の何がすごいのか?
これまで、論文PDFの内容をAIで要約・翻訳したい場合、
- PDFから文章をコピー
- ChatGPTやGeminiのサイトを開く
- プロンプトと一緒にペーストして実行
という手順が必要で、地味に面倒でした。
しかし、PaperpileのPDFビューワーを「Google Drive」に設定するだけで、PDFを開いた画面のサイドバーにGeminiが出現します。PDFの内容を直接、対話形式で質問し放題になるのです。
STEP 1: Paperpileの設定変更
設定は非常に簡単です。
- Paperpileの画面右上の歯車アイコンから「Settings」を開きます。
- 設定画面の「General」タブを選択します。
- 「PDF viewer」の項目で、「Google Drive」を選択します。


設定はたったこれだけで完了です。
STEP 2: Geminiで論文を読む
設定後、Paperpileのライブラリから読みたい論文のPDFを開いてみてください。
Google DriveのビューワーでPDFが開き、画面の右上にGeminiのアイコンが表示されているはずです。

このアイコンをクリックするとサイドバーが展開し、プロンプトを入力できるようになります。
おすすめのプロンプト(質問)例
単に「要約して」「日本語に翻訳して」とお願いするだけでも便利ですが、以下のような具体的な質問を投げかけると、Geminiの能力をさらに引き出せます。
【基本の時短プロンプト】
この論文の要点を3つの箇条書きでまとめて。
Abstractを日本語に翻訳してください。
この研究の結論は何ですか?
【内容を深く理解するためのプロンプト】
この研究の新規性はどこにありますか?
この論文で提案されている手法の現状の限界を教えてください。
Figure 1が何を示しているのか、専門知識がない人にも分かるように説明して。
〇〇とはどういう意味ですか?この文脈での解釈を教えてください。
このように、PDFの内容について壁打ちするように、次々と質問を投げかけることができます。
回答はGoogle documentにも書き出せる!
「ドキュメントにエクスポート」ボタンを使えばGoogle documentにも書き出せるので、出力がかなりみやすくなります。

まとめ
PaperpileとGeminiの連携便利ですよね!
ぜひこの方法を試して、研究活動を加速させてください。
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