今回は、AI搭載エディタとして最近人気のCursorを、Dockerで構築した開発環境に接続(アタッチ)する方法を解説します。
Cursorは内部的にVSCodeをベースにしているため、基本的な手順はVSCodeと全く同じです。
より細かい手順については以前書いたVSCode向けの記事をご参照ください。
前提条件
まずは、お使いのPCでDocker環境が正常に起動していることを確認してください。docker-compose up -d --build
などのコマンドでコンテナを立ち上げておきましょう。
- Docker Desktopが起動していること
- 接続したいコンテナが起動中であること
接続手順
ここからは、実際にCursorをDockerコンテナにアタッチする手順です。
1. リモートエクスプローラーを開く
準備が整ったら、Cursorの左下にある緑色の「><」アイコンをクリックします。これがリモートエクスプローラーを開くボタンです。

2. 実行中のコンテナにアタッチ
ボタンをクリックすると、画面上部にコマンドパレットが開きます。ここで「Attach to Running Container…」(実行中のコンテナにアタッチ)を選択してください。

3. 接続するコンテナを選択
現在起動しているコンテナの一覧が表示されるので、接続したいコンテナ名を選択します。

4. 接続を待つ
選択後、Cursorがコンテナへの接続を開始します。左下に「Opening Remote…」と表示され、必要なコンポーネントがコンテナ内にセットアップされます。
注意点: 初めての接続は、必要なサーバーコンポーネントをダウンロード・設定するため、3〜5分、あるいはそれ以上かかる場合があります。気長に待ちましょう。2回目以降の接続は、スムーズになります。
接続完了
画面がリロードされ、左下の緑色の部分に「Dev Container: [コンテナ名]」と表示されれば、無事に接続完了です!
まとめ
CursorをDockerコンテナにアタッチすることで、AIのサポートを受けながら、再現性の高い開発環境のメリットを最大限に活用できます。手順は非常にシンプルなので、ぜひ試してみてください。
以上になります!ありがとうございました!
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