電験三種を独学で合格するためのコツ・おすすめ参考書・効率的な勉強法は?

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こんにちは、2019年度、令和最初の電験三種を受けてきた皆さん、お疲れ様です!

僕も昨日受けてきました。いやぁ~難しいですね!

去年も受けて理論だけ合格してたので3科目でした。

今回は電験三種を二年連続で受けてみた結果と、今後の勉強法について思ったことをまとめたいと思います。

電験三種の合格点

基本的なことについてまとめてみます。知っている人は読み飛ばしていただいて大丈夫です!

電験三種の合格点は60点と言われていますね。合格点や合格率は毎年公開されていますがそれを見てみると60点以上を取れれば合格と考えていいと思います。

逆に55点などの年もありますし、法規に関しては51点の年もあるので問題の難易度、平均点などから補正がかかることもあるようです。

電験三種の合格率

受験者や合格率は電気技術者センターのホームページからも見ることができます。最近は6万人ほどの人が毎年受験していますね。そのうち合格者は3千人ほど...

つまり5%ほどしか受からないんですね...恐ろしい!!

しかし、希望もあります!科目合格制度です。

受験者6万人のうち1万2千~2万人ほどが科目合格しています。

最低でも約20%の人は科目合格しています。科目合格は3年間有効なので3年かけて合格する人も多いみたいですね。

電験三種は難しい?実際に2年連続で受けてみた感想

僕は去年も受験しましたが2018年度の結果は理論のみ合格でした。

理論、電力、機械のうち勉強してたのは理論だけです。ちなみに法規は疲れて帰りましたw勉強していない科目を受けるのは結構苦痛ですねw

一応、2018年度の自己採点の結果を載せておきます。

科目点数
理論70
電力30
機械25

理論は70点だったので合格していました。機械と電力はノー勉なので運と勘でごり押しましたw結果はダメダメですね。しかし勘だけでもマーク式なので20点ほどは取れるんですね。

2019年度の結果も置いておきます。

科目点数
電力45
機械70
法規24

これはあくまで解答速報での自己採点なのですが、なんと機械が合格点に達していた!マークミスなどがない限り合格できる点数ですね!

まぐれ合格は?

まぐれ合格ですが、僕は今のところないです。ノー勉の科目は結局合格してません。しかし、2019年度の機械ですが勘でマークした問題が2問当たってました。

つまり、ある程度勉強していれば40点ほどしか取れなくても、10点~20点をまぐれで取って合格なんてことは十分にあり得ると思います。僕も2019年の電力は勘で45点取れてますw

マークシート解答なのでこのようなことが起こってしまうんですね。いいのか悪いのか...笑

電力と法規に関しては完全に勘ですが、この結果からわかること、理論と機械の僕の勉強法についてまとめていきたいと思います。

電験三種のおすすめ勉強法

まず、僕は大学3年生です。理系ですが、大学での専攻は化学で回路図なんてほぼ書くことは無いような学科ですし、電験三種のためのセミナーなども行っていません。完全な独学です。(ちなみにこの記事はセミナーなどの勧誘目的ではありませんw)

大学2年、3年と電験三種を受験しました。電験三種を受けたきっかけは大学1年の春休みに父親に進められたことです。当時の僕も何か自分のためになる勉強がしたく、資格なども取ってみたいなと漠然と考えてはいました。年度のはじめに意識が高くなっちゃうタイプですねw

大学受験では一応物理も勉強していたのですが、かなり苦手で私大など化学を選択できるところでは必ず化学で受験していました。

そのため電気の分野に関しては大学に入ってからも避けていました。

そんな僕でも2年で理論と機械には合格できました。まぁ電力と法規にも受からないと意味ないですがw

電験三種で使った教材

完全独学の僕ですが使った教材は「これだけシリーズ」です。

後は補助教材として「モーター技術のすべてがわかる本」、「絵ときでわかるパワーエレクトロニクス」を使いました。

そして、過去問も大事です。これは解説がしっかりしているものがいいと思います。

数学的なことがわからない人は電気数学の参考書を最初にやるのがいいと思います。電気数学は電験三種の基盤と言っても過言ではないと僕も感じました。

独学の場合、大切なのは参考書、図説などの補助教材、過去問が最低必要だと思います。

次に具体的な勉強法ですが、どんな教材でも同じだと思うので読んでみてください!

おすすめの勉強法

僕はこれらの教材を1ページ目からしっかりやっていたのですがこれは失敗だったと思います。

電験三種は範囲が広いのでまず全体像を把握するのが良いと思います。

全体像の把握のために最初は一通り1単元1分ほどで読み飛ばしていくのが良いと思います。

その後問題を1ページ目から軽く解いていきます。このとき、完璧を意識してはだめです。わからなければ答えを見る。それでもわからなければ飛ばしてください。まずはできるだけ早くテキストを1周することを意識します。

2週目はわからない問題はググったり、補助教材などで調べてみましょう。それでもわからなければ深追いはせずに、わからない部分をメモしておきましょう。

暗記など必要な問題もまずは解説を見ながらで構いません。2週目を最低2ヶ月以内に終わらせましょう。

2週目が終わったら過去問を解いていきます。「10年分を3周やれば受かる」と聞いたことがありますが、過去問で自分の解ける分野、苦手な分野が出てくると思います。

解ける分野は確実な知識を身に着け、その後に解けない分野を1つずつ解決して、点を取れる問題を増やす。

こんな感じで無理なく対策するのが良いかと思います。

流れとしては、「全体像の理解→過去問を解きながら原理を理解→暗記、過去問を徹底的に」

が理想かと思います。

効率よく暗記するためにも原理の理解は必須です。

原理の理解と言っても抽象的で申し訳ないですが、要は解き方の暗記ではなく、公式の導出を意識したり、機械の構造などをよく理解することです。

過去問には参考書に載ってない問題もよく出てきます。その問題はその都度理解していけばよいです。解ける問題を増やしていくことを意識して過去問を解くのが大切です。最初は参考書を見ながらでも構いません。

どの科目から勉強すればいいの?

これは僕もネットで散々調べましたが、まずは理論ですね。

理論がわからないと、他の科目で必ずつまずきます。理論の参考書がわからない場合は電気数学の参考書もやってみてください。「急がば回れ」ですね。

理論の次ですが、これは僕も最善策を探している状況ですw

今のところを機械を一通りやり、電力もさらっと一周しました。

この状況で言えることは、機械の変圧器、誘導機、直流機、同期機は他の分野とも関連が高いので早めに抑えるのが良いということです。

機械のここら辺の分野はとても難しいです。特に僕のような電気系初心者に...

僕もこれを勉強して「3年かそれ以上かけて取ろう」と思いましたw

とにかく諦めないでこれらの電気機器になれることが大事です。案外問題のパターンは決まっているので「モーター技術のすべてがわかる本」などで地道に勉強してみましょう。

法規も用語の説明で理解の手助けになりそうな部分がありました。「定格」などの初心者には聞きなれない用語の説明などが法規のテキストで解説されているなんてことも...

「理論」のあとは...

まとめると理論を一通り終えたら機械の電気機器をやってみることです。

電力や法規でもこれに関連する問題が多いので、ここはしっかりと理解しておきたいです。

逆に「電力」の発電所や「機械」の光、熱などは割と独立した分野なのでその都度、個別に勉強するとかでもよいと思いました。

ここまで勉強法についてまとめてみましたが、僕も科目合格しかしていませんw

偉そうにいろいろ書いてしまいましたが、あくまで独学の参考程度にしてみてください。

電験三種を受けてみて

1つ言えるのは仕事などで時間が限られている人や短期間で取得したい人は独学では時間がかかるので資格の予備校などに行くのがいいのかもしれません...

独学で大切なのは1日30分でも続けることです。毎日が無理でも1週間で2時間とかでもいいんです。

僕も電験はまだ初心者だと思うので、何か発見があればその都度書いていきますし、この記事も修正していきます。

そして、また1年勉強するので勉強法や、学習したことも書いてみたいと思っています。

理論と機械については一応科目合格はしていますが、まだわからないことも多いので勉強は続けようと思います。まぁ学科の勉強に支障がない程度にしますがw

なんだかんだ電験を受けて初めて知ったことは多いですし、知識が増えていくのは楽しいです。なんだかんだ楽しいので受かるまでは挑戦しようと思います。

あくまで僕の体験談ですが何か参考になったことがあれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました!

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