次亜塩素酸や亜硝酸の「次」や「亜」って何?【1分で簡単に理解しよう】

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次亜塩素酸、亜硝酸などを聞いて「塩酸や硝酸と何が違うの?」と思ったことはありますか?そんな疑問を解決します。

亜硝酸・亜硫酸とは

「亜」とは日本語では「準ずる」や「二番目」などの意味を持つそうです。化学においても同じような意味を示します。

まずは硝酸と亜硝酸の化学式を比べてみましょう。

硝酸はHNO3ですね。一方で亜硝酸はHNO2です。

もう一つ例を出しておきますと、硫酸はH2SO4、亜硫酸はH2SO3です。

お判りいただけましたでしょうか?

「亜」がついた場合、酸素が1つ少ないんですね。

つまり、酸素原子が1つ少ない組成の酸に対し「亜」を付けるのです。

次亜塩素酸とは

次亜塩素酸の「次」について説明します。

これも結局は先ほどと同じです。

「亜」の酸からさらに酸素が1つ少ない組成を持つ場合に「次」を付けます。

塩素酸HClO3を例に見てみましょう。

亜塩素酸はHClO2、次亜塩素酸は...HClOですね!

余談ですが基本的に「亜」、「次」のついた酸は不安定で有毒です。扱いには気を付けましょう。

まとめ

  • 「亜」とは酸素原子が1つ少ない組成の酸
  • 「次」とは「亜」のついた酸からさらに酸素原子が1つ少ない組成の酸

以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました!

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